落ち込んだ日こそ、何もしない勇気を ー心の休憩室からのメッセージー

こころの休憩室

気づいたら何も手につかない日ってありますよね。
「頑張らなきゃ」「動かなきゃ」と思っても、
体も心も重たくて動けない。
そんな日があるだけで自分を責めてしまう。
ーーわたしも、何度もそうしてきました。

でも最近になってようやく思うんです。
「落ち込んでいる日」は、
“立ち止まるための日”
でもあるんじゃないかって。

「何もしない」を選ぶ勇気

私たちは「休む=怠ける」と思ってしまうことが多いですよね。
SNSを見れば、誰かが頑張っていて、
周りと比べるたびに
「自分はダメだ」と落ち込む。

けれど、人には
「エネルギーの波」があります。
上がる日もあれば、下がる日もある。
植物が毎日花を咲かせないように、人間もずっと元気ではいられません。

落ち込む日は、「頑張る力」を取り戻すために心が休もうとしているサイン。
何もできないと感じるその日こそ、”回復の途中”なんです。

心が重たい日の過ごし方

わたしが意識しているのは、「小さくやさしく」過ごすこと。
例えば、こんな風に。

  • 朝起きれなかったら、無理に動かない
  • 家事ができなかったら、「今日は休業日」と決める
  • スマホの通知をオフにして、静かな時間を作る
  • 窓を少し開けて、光と風を感じる

そんな小さな行動だけでも、
心は少しずつ緊張をほどいてくれます。

大切なのは「何をしたか」よりも、
「どう過ごしたか」。
“自分を責めずに過ごせた”という事実が、
翌日の心を軽くします。

気持ちを切り替える小さな工夫

落ち込みの波は、いきなり晴れることはありません。
でも、少しずつ”明るい方向へ向かう準備”はできます。

例えばわたしは、こんな方法を試しています。

  • お気に入りの飲み物を入れる
    ↪︎甘いミルクティーや温かいスープは、心をじんわり包んでくれる。
  • 好きな香りを使う
    ↪︎アロマオイルやハンドクリームを少しだけ。香りは感情に直結します。
  • 猫の動画を眺める・音楽を聴く
    ↪︎「笑う」「癒される」感情を思い出すだけでも十分。

こうして”少しだけ心地よいこと”
を積み重ねていくと、
不思議と自分を取り戻せる瞬間がやってきます。

落ち込みを「悪いこと」にしない

昔は、落ち込むことが怖かったです。
また動けなくなるのではないか、周りに迷惑をかけるのではないか、そんな不安ばかりが頭の中を占めていました。

でも今は、「落ち込む=自分が壊れている」ではなく、「落ち込む=自分の心が助けを求めている」と考えるようにしています。

心がSOSを出してくれている時に、
「聞こえないふり」をしてしまうと、
その声はどんどん小さく、でも確かに苦しくなっていく。

だからこそ、落ち込みの日にはこう言ってあげてください。
「よく頑張ってきたね」「今日はゆっくりしようね」と。

やがて来る”もう一度やってみよう”の瞬間

不思議なことに、ちゃんと休むと、
ふとした瞬間に「また少しやってみようかな」と思える日が来ます。

それは、体調が完全に戻ったからではなく、
“心の中に少しだけ余白ができた”証拠。

そのとき初めて、
「昨日より少し前へ」という感覚を取り戻せるのかもしれません。

まとめ

落ち込む日は、何もできなくてもいい。
ベットの上で1日を終えても、それでいい。

あなたがちゃんと「今日を生きた」ということだけで、それもう十分に意味のある1日です。

どうか、自分を責めずに。
休むことも、ちゃんと”生きる力”のひとつだから。

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